ゆき、ありがとう。

今回の記事は、このブログの「ゆき」カテゴリの　記念すべき100件目の記事です。
まさかこんな内容になるとは、思ってもいませんでした・・・。

 

まさに急変でした。
朝、昨日まできれいに開いていた左目の目頭が、右目と同じような状態になっているのに気づきました。
お昼ごろになって、突然よたっ、よたっ、と歩くようになりました。
ビタシロを飲ませようとスポイトを差し出すと、いつもなら口に吸い付くのですが、今日はスポイトの口の周りでくるくると顔を動かすだけ。それもなんだか、目の前になにか障害物があるけど　どうやって避けたらいいのかなぁ？という様子で、困ったように顔をくるくる動かしていました。

昨日までは、ゆるゆるう＊ちですぐに汚れてしまっていたティッシュ。今日はあまり汚れが見当たりません。

昨日までとあまりに様子が違う。・・・もう行かなくていいと思っていたけれど、午後の診療でみてもらおうか。
おそらく、覚悟してくださいと言われるだろうけど・・・でも・・・。

午後の診療は4時からです。1時・・・2時・・・3時・・・気になってしょっちゅう　ゆきのケージをのぞいていました。
昨日あげた紙の巣箱の奥のほうで、じっとしていたり・・・と思うとよたよた出てきて、ケージを一周してトイレに入り、トイレの壁に寄りかかって目をつぶっていたり・・・。

昨日の夕方カメラで撮影したときのゆきとは、まるで別のハムがいました。
午後の診察時間が始まるころには、これは　連れて行っても無駄だ。とわかりました。
人気の動物病院、土日祝の待ち時間は優に1時間半を超えます。
この状態だと、病院の待合室で息を引き取ってしまうかもしれない・・・。

11月5日。夕方6時ごろ、ゆきは静かに旅立っていきました。
1歳11ヶ月と2週間。あと2週間で、2歳でした。
我が家に来たのが　去年の1月5日。ちょうど1年10ヶ月で　さよならでした。

あまりにあっけないさよならでした。
亡くなる当日まで、ふつうにペレットを食べることができた　ゆき。
息がとまる数時間前も、差し出したレタスをほんの少し食べていました。
あれが最後のごはんだったのかな・・・。

先代ハム・モノは、2ヶ月以上ペレットやかぼ種のお団子を　一日何度も作って与えていました。
上の歯をなくしていたので、歯きりに何度も病院通いをしたし。
巣のあちこちでトイレするので掃除も大変でしたし、ほんとに「介護した」という感覚がありました。
最後は体重が20gを切って、あちこち毛が抜けて、骨と皮のようになっていました。

それに比べたら、ゆきは最後までまったく私に手をかけさせずに逝ってしまいました。
亡くなる数日前だけ、汚れた床材やティッシュを交換しただけです。

もっと飼い主の手を煩わせてくれてよかったのに・・・
うちに来てからずっと、ほんとにきれいに暮らしていた　ゆきなんだから。
最後ぐらい、あ～もうほんとに大変、って思わせるぐらい　介護させてくれてもよかったのに。

ゆきの亡骸、つやつやの毛並みで。
やせこけたわけでもないので、顔も身体もふっくらしていて。

もう、こんないい子とは　めぐり合えないかもしれないな。

ゆき、ありがとう。ゆきと過ごした1年10ヶ月、ほんとに楽しくて楽しくて仕方なかったよ。
ただの一度も人間を噛むことなく、差し出される手に登ってきた　かわいい、かわいいゆき。

かわいい赤ちゃんを産んでくれて、子育て大変そうだったね。
でも赤ちゃんが育っていく様子は　ほんとうに、ほんとうにかわいかった。
あんな素敵なものを私たちに見せてくれて、ほんとうにありがとね。

コロやチョロはどんどん太ってしまったのに、ゆきはとうとう最後までスリムなままだったね。

ペットショップで、ホワイトの♀として1匹だけ残っていたゆき。
ひろすけがそっと入れた手のひらに、んん？と　興味しんしんで寄って来たときの様子！
あれで　我が家の子になるって　決まったんだよね。
まだ松の内の冷たい雨の日で、ひろすけのコートの中に大事にくるまれて来たんだよね・・・。

ありがとうという言葉しか浮かばないです。
今日まで、ゆきにいっぱいいっぱい癒してもらいました。
ばいばい。　ゆっくり休んでね、ゆき。

コメント 10

お久しぶりです。
タイトルを見てびっくりしました…(ノ＿｀。)
最後まで美しいハムちゃんだったんですね。
ゆきさんもひろみかさんと過ごせて幸せだったと思います。。。
また（生まれ変わって）どこかで会えるといいですね。


by たまチェコ (2011-11-06 22:02) 

やさしい飼い主様にめぐり会って、幸せな生涯でしたね。
心よりご冥福をお祈りします。
by 虎　錠之介 (2011-11-07 00:03) 

ゆきちゃん、私がコメントした頃にはもう旅立った後だったんですね。
何もお役に立てず・・・ごめんね、ゆきちゃん。
子供を残してくれたハムちゃんって、特に思い入れもありますよね。
私にとってのちょこと同じように・・・。
小さな命だけど、とっても大きな存在です。
いつかは・・・と分かっていたとしても、とってもつらいですね。

ゆきちゃんのことがとっても気になって、
実は明け方にも携帯からブログを見てはいたんですが・・・
私も本当に残念で悲しくて・・・なんてコメントすればいいのか
分からなくなってしまって。
子供もいる昼間にコメントするのもつらく、こんな時間になってしまいました。

ゆきちゃん、私もゆきちゃんのことずっと忘れないからね。
先に旅立ったちょこやぴこたんと仲良く遊んでくれたらいいな。
きれいなまま旅立ったゆきちゃん、きっと今頃人気者になっているかな・・・。
心よりご冥福をお祈りします。
そしてコロくん、チョロちゃんがかわらず健やかに暮らせますように・・・。

ひろみかさんもつらいと思いますが、体調など崩されませんよう
お気をつけくださいね。

by ふらふら (2011-11-07 01:21) 

＞たまチェコさん

ほんとに急なさよならでした。
ゆきはとってもきれい好きなハムでした。
そんなゆきが、髪振り乱して？子育てしていた姿や、汚れたオシリの毛をきれいさっぱりむしってしまった姿。
ゆきは一生懸命生きたんだな、と思います。
by ひろみか (2011-11-07 16:53) 

＞虎　錠之介さん

いつもnice!をありがとうございました。とても励まされていました。
ハムしちくんは元気ですか？
ちっちゃいけれど、こんなに癒してくれる存在もないですよね。
ゆきが私という飼い主のもとで幸せだったかどうかはわかりませんが、
私はゆきに出会えてものすごく幸せでした(^^)
by ひろみか (2011-11-07 17:01) 

＞ふらふらさん

私もまさかこんなに急に、とは思ってもいなくて、これから闘病生活が本格化するのかなと覚悟していたぐらいで・・・。
よろよろしだしてから半日も経たずに逝ってしまうなんて、もうほんとに、何もしてあげられませんでした。

子どもを残してくれたハム・・・そうなんです、その点でもゆきはとっても大きな存在でした。
ねずみはお産が楽って聞いてたけど、出産当日のゆきは　ケージのすみで這いつくばって肩で息をして、どう見ても陣痛に耐えていました。出産時もおなかを真っ赤に染めて、それを自分でひたすら舐めてきれいにして、そうする間にまた出産・・・足をふんばって、震えて毛を逆立てて、すごい形相で。
私は、自分のお産のときの痛みを思い出してしまって・・・。はじめてのお産を、本能だけで乗り切ってひとり頑張るゆきに、涙が出ました。
その後の子育てもほんとうに大変そうで・・・みるみる体重を落としてやつれて、気高いほど自分を見せずに暮らしていたゆきが　ケージのあちこちでぐったり倒れながら授乳したり　えさを細かく砕いて子どもに与えていたりする姿、忘れられません。

空の上で、ちょこちゃんやぴこたんに迎えられて　楽しくやっているといいなぁ。
いつもコメントいただけてとっても嬉しく思っています。コロやチョロのことまで気にかけていただいて、ありがとうございます。2匹は変わらず元気です(^^)
ふらふらさんのハムちゃんたちの画像に、私もたくさん癒されてます。みんな元気で長生きできますように。
by ひろみか (2011-11-07 17:16) 

ゆきちゃん…！！！
急なことで驚いてしまいました……本当に悲しいです。
でも、ひろみかさんのご家族に大事に愛されて子供にも恵まれてきっと幸せな一生だったと思います。
ゆきちゃんのおかげで私も亀千代に出会えました。
本当にありがとうございました！


ちなみに、亀の潰れたと思ってた目は普通に開きました。瞼が腫れていただけのようです。
小動物なので楽観は出来ませんが、今のところは元気です。
ゆきちゃんの分も頑張ってほしいなぁ…。
by おすし (2011-11-12 11:04) 

＞おすしさん

まずは亀千代くんの目が治ったこと、ほんとうによかったです。
きょうだいのチョロはどこも悪くないのに、どうして亀千代くんばっかり・・・と、心配してました。
でも瞼が腫れた理由もわかりませんもんね。どうぞこのまま完治しますように。

ゆきはまさに突然のことでした。朝からみるみる弱っていって・・・。
でも、残していった4匹の子どもがみんな元気でいると思うと、嬉しいです。
亀千代くんはゆきそっくりのパールホワイトですもんね。
もう一匹のパール♀、ちもちゃんも、ゆき母ゆずりのアクロバットな性格らしいし、
トトくんも、チョロも、みんな元気で、お母さんより長生きしてほしいです。
by ひろみか (2011-11-12 19:32) 

今日、ゴールデンのハムスターを亡くしました。偶然このblogにたどり着いたものです。
うちのハムスターも、人懐っこいまるまるとした可愛いこでした。
ハムスターの死は想像以上に辛く、でも感謝の気持ちだらけですよね。
天国で大好きなごはんに埋もれて幸せに過ごしてほしいです。
by お名前（必須） (2014-01-29 22:41) 

コメントありがとうございました。
お空に旅立ったゴールデンハムスターちゃんのことを
感謝の気持ちで見送れること、それはそのまま
一緒に過ごした時間がとても素敵だったということだと思います。
きっと空から「ありがとう」って言ってますよ(^^)

私もひさしぶりにゆきのことを思い出しました。
ほんとうにかしこく美しいハムスターでした・・・。
思い出すことが、何よりの供養だと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
by ひろみか (2014-01-30 06:21)