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モノの初冒険。 [モノの思い出]

どうも、ハムスターのモノです。ごぶさたです。
歯も伸びて絶好調の僕はすっかりメタボも復活です。

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今日はお庭で収穫したとかいう水菜をいただいてます。
野菜をたくさん食べてね、というやさしい飼い主さんの心遣いかと思いきや、どうやら花芽がでちゃったんで僕にまわってきただけのようですが・・・。ま、うまいからいいけど。

ところで僕、先日ついにやってしまいました。
なにをって・・・えぇ、いわゆる「脱走」ってやつですよ。
いや~、生まれてはじめて、ケージの外を自由に走り回ってしまいました。
でも脱走といっても、僕が悪いんじゃありませんよ?
飼い主のひろすけさんが、ケージの2階にあるスカイルームのふたを開けっぱなしにしたまま、僕に背を向けてリビングでお夕飯を食べはじめちゃったんです。出口があったら出たくなるってもんでしょ?ふつう~に出ましたけど、ひろすけさんも他のみんなもだ~れも僕がすぐ後ろを通っていたのに気づきませんでしたよ。

お夕飯を食べ終えて、さてもう一度僕と遊ぼうと思ったひろすけさん、ケージのなかが空っぽなのに気づいて、真っ青になったそうです。「ママ・・・!モノが、いない!!」
驚いたのはまだ食事中だった皆さんです。自分たちがいるソファのすぐ横にケージがあるんですから、ひょっとしたら今まさに自分たちのオシリの脇をちょこまかしているかもしれない。ふ、踏み潰したら大変だ!!

そこからは大騒ぎです。まずテレビの音を消して全員息を殺して、「モノ!」と呼んだそうです。するとなんとなくケージの周辺から、カサカサ、という音が聞こえるような気がしたそうです。このへんにいる!とわかった時点で、テーブルの上の食事をそーっとキッチンへ運ぶ係り、リビングのドアを閉めて他の部屋への脱走を防ごうとバリケードを築く係り、そして細心の注意を払って、ケージ周辺の家具をどかして探す係り・・・。

ひろみか家のリビングは、二人がけと三人がけのソファがL字型に配置されてて、そのLの角のところに、僕のケージと運動場が乗せられた小さなテーブルがあります。ケージの隣は2段式のゴミ箱、その隣はVAIO用パソコンラック。ママさんはソファの後ろに通してあるコードがかじられてるんじゃないかとかなりビビってました。VAIOのコード、どれか齧られてたらもう起動しないかも・・・折角テレビ映るようになって、音楽寅さん録画したばっかりなのに(T_T)って。

最初、パソコンラックの下が怪しいってことで、周囲にひまわりの種を置いて「モノ!」と呼びましたが、僕はそこにはいませんでした。じゃあやっぱりソファの下か、ってことで、ケージとテーブルとゴミ箱と全部どかして(ひきずると僕をつぶしちゃうかもということで、パパさんが全部その場から持ち上げて片付けてくれました。さすが酒屋でビールケースいくつも抱えて運んでただけのことはありますね~、腕力ハンパないです)そしていよいよソファの下をのぞき込めるようになりました。

真っ暗なソファの下に懐中電灯を照らして、「モノ~!」と叫ぶひろすけさん。そうしてまた全員黙って耳をすませると・・・「・・・カリカリ・・・カリ・・・」うぬぬ、やっぱりソファのあたりから音がします。このあたりにいるのは間違いない。だけど僕はグレーに黒のラインですから、暗闇ではほとんど判別不能だったようです。大きさもお饅頭サイズだしね。

「・・・ひょっとして、あれじゃないか?なんか動いてるものがあるような気がする」とパパさん。ひろすけさんが覗き込みますが、ひろすけさんには見えない様子。みずぴぃさんが替わって見ようとしましたが、「ここにみんな集まったら反対側に逃げ出したとき誰がつかまえるの!?」というママさんの一喝で、すごすごとひきさがってました。でもみずぴぃさんは、僕のことはほとんどつかまないんですけどね。毛並みが乱れたところを見るのが生理的にダメなんだって。でもママさんなんかいまだに僕のことつかめないし、実はソファから一番遠くで指図だけしてたんですよ>ママさん。

そうしてパパさんとひろすけさんが交互にソファの下をのぞいていたとき、僕はまさにそこにいました。暗闇とトンネルが大好きな僕ですから、ここはパラダイスだと思ったのに、なんか遠くから光がちかちか差してくるし、大きな人間が僕を呼んでるし・・・。なんだ、ここはトンネルだと思ったのにただの広い空間だったのかな?ライトの光から逃げようと思ったら、あれ、細長い出口が見える・・・出てみよう♪

「あっ、いた!出てきた!」また未開の場所に出てきたぞ~と思った途端、僕を見つけたパパさんの声。びっくりしてふりかえったら、ひろすけさんがあわてて僕を捕まえにきていました。
「ひろすけ待って!追いかけたら逃げる、ひま種でモノを呼ぶんだよ!」ママさんが遠くから叫んでいます。
ひろすけさんが僕の大好物のひま種を手に持って僕を呼びました。僕は迷わずひま種に走りよりました。
次の瞬間、ひろすけさんの手の上におさまってました・・・。

ほおぉぉぉ~~~。よ、よかった・・・(家族4人の心の声)

というわけで僕の大冒険は小一時間ほどで終わっちゃいました。
ママさんとひろすけさんの会話によると、あのまま見つからなかったら、僕はのどが渇いて死んじゃってたそうです。あるいは、家族の皆さんが気づかずに踏んでしまったり、かじったコードで感電したり、散歩は危険がいっぱいだったらしいです。
そんな怖いことしてたなんてちーっとも思ってませんけどね、僕の脳みそ小さいもんで。

あれから、家族の皆さんがしょっちゅうケージをのぞきに来ます。そして「よしよし、ちゃんといるね」って確認して去っていきます。僕はそのたびに「なんかくれるの?」って寄っていくんですけど、なんにもくれません。ちえっ。
でも面白かったから、またケージのふたが開いてたら脱走しようと思います。だけどひろすけさんがママさんにこってり怒られてたから、当分そのチャンスはないかもしれませんね。

モノ、生後10ヶ月。ひとつおとなになった気分です・・・。 


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ぶどうぱん

昔昔、ふるーい社宅の押入れに「ねずみ」さんがはいりこみまして。
かりかりかりかり音がするのですが。
どこにいるのかさっぱりわかりません。
音をだしても出てきません。
部屋の中を走りまわられたら困るし。
で、一ヶ月くらい押入れをしめきってみたら。
毛糸の箱の中で成仏されていました。
もちろん毛糸は、第一発見者の母の悲鳴と同時に廃棄。

、、、モノちゃん騒動を読ませていただいたら、思い出しました。
by ぶどうぱん (2009-04-26 11:53) 

ひろみか

ぶどうぱんさんのお話を読んで、私も似たような記憶があるのを思い出しました。
新婚当時住んでいたふる~い家で、やはり押入れに「ねずみ」さんが入り込みまして。気づいたのは、しまってあった「綿」がひきちぎられてすごいことになってたからです。
同じく、どこにいるのかさっぱりわからず、しばらく困り果てていましたが、ある日古新聞や雑誌を入れてあったダンボールに雑誌をどかっと追加したところ、中から「チュウ!」と。

全身さぶいぼ立てながら、驚異的なスピードでダンボールのふたを閉めました。帰宅したパパさんがそのまま玄関まで運び、ダンボールの横っ腹をえいっと蹴ると、ふたたび「チュウ!!!」

・・・そのまま、外に1ヶ月くらい放置させていただきました。
結局パパさんが処分してくれましたが・・・思い出してもさぶいぼが出ちゃいます。
ハムスターってねずみなんですよねぇ・・・私、やっぱり触れません・・・^^;
by ひろみか (2009-04-26 18:46) 

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