はなちゃん、旅立ちました。

3月8日。
はなちゃん、旅立ちました。

2歳9か月と8日。

昼過ぎに、よたよたと回し車を回しているのを
ひろすけが見ていました。

大変そうだなぁー、と思ったそうです。

そして夕方。
回し車の下で、倒れて動かなくなっているのを発見しました。

まさに　大往生ですね。
亡くなるその日まで、若い時とおなじものを食べて。
亡くなる数時間前まで、回し車を回せるほど体を動かせて。

飼い主に何の心配も面倒もかけず、ふっ、と旅立っていきました。

はなちゃん、かっこよすぎるよ。

8日は強い雨が降っていたので、翌朝みんなの近くに埋葬しました。
大好きだったサクサクとうふと、ヒマワリの種を　これでもかと抱かせて。

あなたのように生きて死にたい、と　手を合わせてお祈りしました。

ブログには書いていませんでしたが、実ははなちゃん
1歳になってすぐのころ　けっこうひどい下痢になったことがありました。
まだマロン君が元気に生きていたころです。

床材を掘って下痢をするので、慌てて新聞紙を敷いて対応していました。
紙のトンネルの中でぐったりのびている姿をよく見かけました。

そのころ、死んでしまうのだろうかと　覚悟を決めたこともあったのですが
12年もハムスターと一緒にいて　20匹近くお見送りしてきた飼い主なので

ぐったりしているはなちゃんの、その姿におよそ似つかわしくない
目力の強さが　すごく印象的でした。

なんであたしはお腹の調子が悪いんだろう？とでも思っていそうなほど
顔つきがすごくしっかりしていたのです。
亡くなっていくハムの弱弱しさ、あ、もう最期が近いんだなという姿を
これだけ見てきたからこそわかる　彼女の生命力の発露だったと思います。

このコはたぶん大丈夫だ。と、不思議な予感がありました。
余計なことはせず、まめに掃除してきれいな水を与え、生野菜などはストップして
しばらく様子を見てました。

はなちゃんは自分で復活しました。
下痢から復活できるハムスターがいるんだ！と、驚きました。
そのことをリアルタイムでブログに書くと、下痢しても大丈夫だよ～と
誤った情報を流すことになってしまいそうで、書けませんでしたが。

書けないほど、彼女は自力で完全復活したのです。
そのときから、このコは生命力の強いコだと思っていました。

まさかまさか、2歳9か月を超えるご長寿さんになるとは。
体調を崩したのは、後にも先にもそのとき一度きりです。

娘の卒業と社会人デビューには　間に合わなかったけど。
はなちゃん、ほんとにいいコだったね。と思い出して　ほんわかしてます。

こんなに長い間、私たちと一緒にいてくれて　ありがとうね。
しばらくは、ハムスターといっしょではない時間を　過ごすつもりです。