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毛色の研究 [その他]

突然ではございますが、ジャンガリアンの毛色について 以前から気になっていたので
ちょいと勉強してみました。
ゆき(パールホワイト)とコロ(サファイアブルー)の赤ちゃんは、
パールホワイトとサファイアブルーとノーマルが出てきました。
その理由から、毛色についてお勉強してみようと思います。

まず、私はジャンガリアンの毛色というのは、ホワイトとプディングとサファイアブルーと
ノーマルの4色だと思っていたのですが、
ネットで調べてみたら なんとホワイトは「色」ではなく「柄」の遺伝なんだそうです。
もともと、色としては、「ノーマル(野生色)」と「プディング(イエロー)」。

サファイアブルーというのは、すべての色を薄くする遺伝子だそうで、
ノーマルの遺伝子もプディングの遺伝子もなく、ただこの色を薄くする遺伝子のみ持つ場合
サファイアブルーになるそうです。

メンデルの法則をご存知の方ならわかりやすいと思いますが、
遺伝子は「優性遺伝子」(一個あればその特性が表に出る遺伝子)と
「劣性遺伝子」(他に異なる種類の遺伝子がない場合のみ表に出る遺伝子)がありますね。
人間の血液型がわかりやすくて、A型の両親からO型の子供が生まれた場合、
両親はともに「Ao型」の遺伝子だということになります。
AoとAoをかけあわせると、AAかAoかoAかooになるわけで、
Aの遺伝子が入った場合はoは隠れてしまうのでA型になりますが、
ooの組み合わせになった場合、優性遺伝子がないのでO型となるわけです。

サファイアブルーも同様なんだそうで、つまりは劣性遺伝子です。
だからノーマルやプディングの遺伝子が入れば、そちらが優性ですから
サファイアブルーにはならないと。

次に、柄の遺伝子ですが、ゆきのようなホワイト色は、
「毛色を白くする」遺伝子の仕業だそうです。これも優性遺伝子なので、
この遺伝子がどちらかの両親から引き継がれれば、もれなく白くなると。
ジャンガリアンの白には、背中のラインの濃い「パールホワイト」と
ラインも薄くてほぼ真っ白な「スノーホワイト」がいますが、
これは、もともとの毛色の遺伝子が「ノーマル」に、柄遺伝子「ホワイト」がのれば
パールホワイトになって、もともとが「サファイアブルー」に「ホワイト」がのったのが
スノーホワイトだと考えることができます。
プディングにもほぼ白い子がいますが、これも毛色プディングに
ホワイトの柄遺伝子がのっていると考えれば納得がいきます。

以上のことをふまえて、ゆきとコロの赤ちゃんをみると、
ゆきはパールホワイト(ノーマルにホワイトの柄遺伝子)で
コロはサファイアブルーという組み合わせですから、

コロの遺伝子は サファイアブルー、劣性劣性の組み合わせ以外ありえないわけです。
人間の血液型でいえば、ooですね。
両親から、毛色を薄くする遺伝子をふたつもらってきたと考えられるわけです。

問題はゆきです。パールホワイトですから、元の色はノーマルのはず。
ノーマルになる遺伝子の組み合わせは、ノーマル×ノーマルか、
ノーマル×サファイアブルーか、です。

ここで、2匹の赤ちゃんの毛色に着目すると、「サファイアブルー」が1匹います。
ということは、この子(トトくんですね)は、ゆきとコロからそれぞれ
サファイアブルー遺伝子をもらっているということです。
それ以外の遺伝子があったら、サファイアブルーにはならないのですから。

ということは、ゆきもサファイアブルーの遺伝子を持っていたということになりますね。
つまりゆきの毛色の遺伝子は、ノーマルサファイアブルーということになります。
それに、毛色を白くする遺伝子がのっていたので、見た目はパールホワイトだった
ということになりますね。

4匹のうち2匹、亀千代君とちもちゃんは、ゆきとまったく同じ毛色でした。
コロパパから必ずサファイアブルー遺伝子を受け継いでいるはずなので
元はノーマルサファイアブルーで、毛色を白くする柄遺伝子持ち。

サファイアブルーのトト君は悩むことなく、サファイアブルー遺伝子のみ持ち。
ノーマルのチョロは、ノーマルサファイアブルーの遺伝子持ちで、
白くなる柄遺伝子は受け継がなかったということがわかります。

なるほど!
なんか、めっちゃすっきりしました!(^0^)
私のつたない説明、伝わりましたでしょうか?

ゆきとコロの組み合わせで、あと出てくる可能性があった色あいは、
サファイアブルーの毛色で、かつ毛色を白くする遺伝子を持った
スノーホワイトの子 ということになりますね。
チョロが白くなる柄遺伝子をもらっていたら、パールホワイトになったはずですし。

現実には、クリーミーサファイアのような毛色もあるわけですから
もっともっと複雑な条件が重なり合っているのだと思います。
親の遺伝子がはっきりわからない場合、きちんと見分けるのはかなり難しいようですし。
でもまぁとりあえず、ゆきとコロの毛色の謎はとけたからよしとします(笑)

さらに言えば、柄遺伝子には おなかの色が白くなるのと黒くなるものと、
毛色がまだら模様になるものがあるようです。

さらにさらに言えば、プディングは優性致死遺伝子で、
両親からプディング遺伝子をもらってしまうと 生きて生まれて来れない。
メンデルの法則勉強したとき ハエでそんな遺伝子あったなぁ・・・。
柄遺伝子のパールも、両親からそれぞれもらってしまうと致死遺伝子になるとかで
そういえばゆきのお婿さん探しのとき、ペットショップの人に
ホワイト同士はやめたほうがいい、って言われましたっけ。

プディングはさらに、肥満遺伝子であるとも言われてます。これは有名ですね。
我が家にはまだプディング遺伝子持ちはいないので、どれほどのものなのか?
ノーマルのチョロを71gまで肥やした我が家ですから、
毛色なんか関係なくみんな太らせちゃうかも^^;

なんか久しぶりにお勉強した気分になりました(笑)
高校入って、生物の最初の単元がメンデルの法則で
生物おもしろ~い!と思ったのは この単元までだったなぁと思い出しました・・・
そこから先の単元はひたすらぽかーんとしてました。ひどい点取ったっけ・・・。

「先生、成績には下駄をはかせといてね♪」と言ったら
「下駄ってのは はかせる足があってはじめてはかせられるんだ」と 冷静に返されました。
それはぁ~。手も足も出ないような試験問題を出す先生のせいじゃーん。
私たちも負けてませんでしたねぇ・・・若かったですねぇ・・・しみじみ。

先生、あの時学んだことが 今頃になって役立ちましたよ。
勉強はしておくものですねぇ~!(笑)

<追記>
ちなみにこの毛色の勉強、ひろすけの夏休みの研究です。
受験生なのに夏休みに自由研究させる学校なんですよ・・・^^;
おかげでひろすけ、まだ中学生なのに、メンデルの法則を覚えちゃいました。
今もメンデルの法則って高校で学習するのか?知らないのですが、
ひろすけ がんばって調べたんですから、最後まできちんとまとめられますように。
彼女はまとめる作業がど~も好きじゃないようです^^;誰に似たんかなぁ~?


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ひろママ

むぉぉぉ~~~~!!!!私の文系の脳みそでは理解ができないようです・・・。(社会&英語の点数と理数系の点数の差が素晴らしかった・・・)

B型の両親から生まれた子供達・・・B、Bと続き奇跡のO型を期待したけれど見事にB型だったうちの末っ子。家族全員我が道行きまくってますぅ~。(涙)血って・・・遺伝子ってすごいですよね・・・。

今ちょうどうちの子達にお婿さんもしくはお嫁さんを検討しているのでじっくり読んで勉強しまーっす。(ロボのお迎えも忘れたわけではなーいw)ひろみかさんのブログはいつも勉強になるんで助かります!
by ひろママ (2012-08-11 23:02) 

ひろみか

>ひろママさん

私も見事な文系でしたよー。
メンデルの法則ふくめ、図で説明したほうが絶対わかりやすいんです。
文字だけでぐだぐだ説明してるので、わかりにくいですよね。
ごめんなさい。
ほとんどの生物は親から遺伝子をひとつずつもらって生まれてくるわけで、
ひろママさんのお子さんたちがみんなB型だったということは、
ひろママさんも旦那様のどちらか、あるいはおふたりとも、遺伝子が「BB」なのかもしれませんね。
BB×BBは、どう組み合わさってもBBにしかならないので、絶対B型。
BB×BOは、BBかBOの組み合わせになるので、どのみちB型。
O型が生まれるとしたら、おふたりともBO型である場合のみ、
その場合でも、BB、BO、OB、OOの組み合わせとなり、
Bが1つでも入っていればB型になりますから、
B型:O型=3:1。O型の子が生まれる確率、低いですよね。

我が家のパパさんはまさに↑で、A型の両親からO型が生まれました。
つまり義両親ともAO型だったということがわかります。
次世代が生まれることで、親世代の遺伝子がわかるというのは
なかなかおもしろいですよね(^^)
そして私もO型なので、子供はぜったいにO型になります。
両親ともO型遺伝子しか持ってないわけですから・・・。
子供が違う血液型だったら 大問題になるカップルということです(笑)
by ひろみか (2012-08-12 01:58) 

知ったかぶりさんですか?

今の時代にメンデルの法則を持ち出すなんて(笑)

メンデルの実験方法に不備が合って個人の主観による実験結果だったのをご存じない?

知識ある人なら恥ずかしくて書けないような事をよくブログに書けますね(笑)
by 知ったかぶりさんですか? (2014-12-14 06:20) 

ひろみか

このブログは、今の時代にメンデルの法則なんて、とおっしゃれるほど知識のある頭のいい方が読むに値するものではありませんよ。
ただのハムスター飼ってるいち専業主婦のつぶやきブログです。

知識ある方には読むだけ時間の無駄かと思われます。
小学生の理屈を東大生が鼻で笑ってたしなめてるようなものです。
あしからずご了承ください。

by ひろみか (2014-12-15 02:48) 

菖蒲

とても興味深いブログですね♪
私はジャンガリアンが大好きで、ただ今、4匹のハムスターを飼っています。
去年12月に子が6匹生まれました。
(2匹を自宅に残し、他の子はハムスター愛好家の友人の所へ。)

サファイア♂xノーマル♀で、生まれた子はサファイアとノーマルがきれいに3匹づつに分かれました。
繁殖させて初めて生まれたサファイアでしたので、嬉しくて仕方ありませんでした。

サファイアは劣性ホモなので、ノーマルのアイちゃんがサファイア遺伝子を持っていたということになりますね。

心無いコメントをされている不躾な方もおられますが、ハムスターの遺伝は面白く、生まれてくる子の色は、毛が生えてくるまで分からないこともかるからこそ、楽しみがあると思います。

興味深いブログに出会えて、楽しい気持ちになりました。
by 菖蒲 (2016-03-21 00:42) 

ひろみか

>菖蒲さん

コメントありがとうございました。お返事おそくなりましてすいませんm(__)m
素人の拙い説明でたいへん読み辛かったと思いますのに、楽しい気持ちになってもらえたとは、嬉しい限りです。
ほんとうにハムスターの繁殖に立ち会えるのは素晴らしい経験ですよね。毛が生えてくるより前の、背中にラインが見えたり見えなかったりしてくるあたりからもう、ドキドキワクワクキュンキュンしっぱなしの毎日でした。
同じハムスターでもゴールデンはまた全然違う毛色の系統があるようですし、ほんとうに遺伝は奥が深くて興味をそそられます。
難しいことを小学生にも理解できるようにわかりやすく説明できる人になりたいなあ、と常々思っております・・・。
by ひろみか (2016-03-27 05:50) 

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