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うちにとってのモノは、モノだけだから。 [モノの思い出]

朝、外が明るくなるのを待って、パパさんがひろすけの記念樹の下に深めに穴を掘ってくれました。
ひろすけが、モノの腕に好物のクッキーを持たせ、そっと穴の中に埋めてあげました。
かぼちゃの種もどっさり入れて、土をかぶせました。

これだけ深く埋めれば、万一猫が来ても掘り返せないでしょう。
土に還って、記念樹(姫リンゴです)の花をきれいに咲かせてね。
・・・その前に、かぼちゃがわさわさ生えてくるような気がしないでもないんだけど。^^;

ひろすけは、「モノって名前は、これからどんなにハムスター飼っても 絶対につけない。
うちにとってのモノは、ここにいたモノだけだから。
モノはこの世に一匹しかいない、うちの大事なペットだったから・・・。」
といって、おいおい泣いています。
たしかに、これから先またハムスターを飼ったとしても、性格も好物もきっと違いますよね。
モノは脱走する気がぜんぜんなくて、安心して留守番させられるハムスターでした。
一度だけ脱走したときも、あれはモノが頑張ったというより、ひろすけがケージの2階をフルオープンにしてたせいだったし・・・。
甘噛みはよくしてきたけど、がぶっと噛まれたことは・・・ほんとに最初の頃、私が不用意にケージの中に腕を急に差し入れたときぐらいだったかな。それでも傷が出来るほどではなくて、ただ痛いだけでした。
食べ物はなんでもよく食べたし、食べたばかりでもすぐ食べ物をおねだりしてきたし。
真冬でもあちこちで野良寝してたし。トイレは最後まで巣のいたるところでしてたなぁ。

たぶん、穏やかな、のんびりした性格のハムスターだったんだと思います。
ひろすけに似てたかもしれないな・・・。

空っぽの巣と運動場をみてると、私は悲しいというより 不思議な感じです。
私の気配に気付いて だだだっと走り寄ってくる姿がない。
夜なべで添削してると必ず聞こえてきた 回し車をからから・・と回す音が いつになっても聞こえない。
そっか、いないんだもんな。と、そのたびに思います。
主のいないケージは なんとも寂しいものですね・・・。

さびしいけど、明日あたり きれいに掃除して片付けないとな。

19日で1歳半になるはずでした。ちょっと短い一生だったね。
でも、一緒に生まれた3匹の中で、一番長生きだったそうです。

ここでモノの様子をみていてくださった皆さんにも、お礼をもうしあげます。
暖かい言葉や励まし、ありがとうございました!

DSC00191s.JPG
(我が家に来たばかりの、生後1ヶ月のモノ)


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コメント 6

なちこ

モノちゃん、ついにその時が来てしまったのですね。
安らかに眠れますように・・・。
by なちこ (2009-12-16 20:32) 

さわやん

コメントするのは初めてですが、
日々、陰からモノちゃんの闘病生活を見守っていました。
家族同然だったモノちゃんの死は本当に寂しいですね。
けど、本当に一生懸命生きたんだなーと伝わってきます。
これからも天国でみんなのこと、見守ってくれていますよね。
by さわやん (2009-12-16 21:27) 

佳子

残念でした。いつか来ると思ってはいても、
現実になると、辛いですね・・・
ハムちゃんって寿命短いんですね、ここを見させて
頂くまであんまり知りませんでした・・・・・

でもひろみか家に来られてモノちゃんは本当に
幸せだったろうな、と思います。
私も責任もって最後まで飼うようにしないとな、と・・・・
by 佳子 (2009-12-16 23:51) 

ひろみか

うわぁ、コメントこんなにいただけて、モノはほんとに幸せ者でしたね・・・。

>なちこさん
ついに来てしまいました。きっと年を越せるなんて甘いことを考えていたのですが、ハムスターは本当に最後まで体調の悪さを隠す生き物なんですね。まさか旅立つ数時間前まで回し車を回して食事もするとは思ってもいませんでした・・・。
ケージと運動場だけの世界から解き放たれて、好きなところを好きなだけ走り回っているだろうと思います。ありがとうございます。

>さわやんさん
うわ~、ここを読んでてくれたんですね。それだけでもうれしいのに、コメントまでいただけて、驚きと嬉しさで びっくりです。ようこそですヽ(^o^)丿
今日はケージをすべて掃除して片付けましたが、まだいないことに慣れません。この時間はモノのためにリビングの電気を消すようにしていたので、さっきも「あ、もう消さなきゃ」と電気のスイッチに手が伸びました。もう消さなくていいんだと気づいて、じんわりと・・・寂しくなりました。
さわやんさんの旅行記のおかげで、我が家の北海道旅行はとっても実のある楽しいものになりました。記事の中で紹介したかったくらいですよ。
またいつでも気軽に足あと残していってくださいね(^^)

>佳子ちゃん
そう、覚悟はしていたんだけど、実際になきがらを見ちゃうとつらいね。
号泣するわが子をみるとさらにつらい(;_;)でもそれと同時に、ひろすけにここまでの愛情を抱かせてくれて、そして二度と戻らない命の大切さを教えてくれたことに、感謝してもしきれないです。モノほんとにありがとうって思う。
病気になってからの世話をちゃんとできるか、飼い主の責任が問われるところだよね。私はモノを手にのせたりできなかったんで、いい飼い主じゃなかったなと思う。ひろすけは愛情いっぱいだったけど、モノにはありがた迷惑な行為もあったんじゃないかな。子育てじゃないけど、はじめての子だから 思いもひとしお、ごめんと思う失敗談もひとしお、です。
ひろすけによると、「モノを飼ってわかったことを、次のハムスターに活かすからね」だそうで。また飼うのは決まってるみたいよ(^^;
by ひろみか (2009-12-17 01:46) 

ぶどうぱん

私も小5のとき、最初に飼った犬を4歳半で病気でなくしました(今でもそのときのことは鮮明に覚えています)。
が、数ヶ月後には、ご近所からのお話で、もう我が家には子犬がいました。
他の家族は「もう、いい(死ぬのがつらいのと、世話が面倒と両方)」と思っていたみたいですが、私が「飼いたい」と言ってしまったらしい(主張した全く記憶はないのですが、、、)です。
(実家の)こたつやTVのある和室の出窓から外を見ると犬がこっちをじっと見つめている、というその光景がほしかったのかもしれません。父は、今でも、その窓から外を見ると飼っていたその犬達がそこにいるような気がするって言います。
ただちゃんと世話してあげたかっていう自身は全くなくて、その二匹の犬たちには今でもしょっちゅう「ごめんね」ってあやまりたい気持ちでいっぱいになります。

モノちゃんのご冥福をお祈りいたします。ひろすけちゃん、元気だしてね。
by ぶどうぱん (2009-12-17 07:16) 

ひろみか

>ぶどうぱんさん

あ~わかるなぁ。うちも、ケージのあった場所にモノが走り出てこないことが違和感いっぱいです。パパさんは、朝一番に起きてきてリビングの電気をつけたとき、モノがだだだっと出てきて二本足で立ち上がってパパさんを見つめながらエサをねだる、その姿を見るのが毎朝の恒例行事になっていたそうで、どうも朝から調子が狂う・・・と言ってます。
ぶどうぱんさんの二匹のワンちゃんも、死ぬのがつらいと思ってもらえたんだもの、幸せな一生でしたよね。
ひろすけにも暖かい言葉をかけていただき、ありがとうございます。
昨日はケージの掃除をしながら、「まだモノのにおいがする・・・」って涙ぐんでました。モノがきてから、何度も何度もしてきた掃除だけど、元通りに組み立て直さないでいい掃除は なんと悲しい作業だろう。って、しみじみ思いました・・・。
by ひろみか (2009-12-17 09:02) 

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